ビズトピ365

ビジネスに効く、いま気になるトピックをわかりやすく紹介します。

ブラック・ライヴズ・マター 銅像が壊される?

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いま黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える運動、いわゆるブラックライブスマター運動が全世界で加熱しています。

 

この機運の高まりが人種差別に関心を持つきっかけになった人も多いはず。

 

こうした人種差別撤廃運動の矛先が、過去の偉人の銅像の破壊や撤廃に及んでいるというニュースを耳にするようになりました。

 

例えば、ニューヨークにあるルーズベルト元大統領の銅像は、馬に乗って両脇に黒人と先住民の男性を従えたデザインのため人種差別的と批判され撤廃の運びとなりました。

 

イギリス南西部のブリストルでは、豪商エドワード・コルストンの銅像が海に投げ入れられました。貿易会社「王立アフリカ会社」の一員で、約8万人の男女や子供をアフリカ大陸からアメリカ大陸に奴隷として送り込んだとされているからです。

 

民意を反映するためだからと言って、銅像を撤廃したように、歴史上の事実をまるで無かったことのように偏った認識で捉えてしまうことにも、違和感を感じる人はいるでしょう。

 

そんな折、イギリスの大英博物館がとった行動はこうです。投げ捨てられた銅像を回収し、ブラックライブスマター運動のプラカードと共に博物館に収蔵することにしたのです。

 

侵略の歴史を多く持つイギリスが、自らこのような冷静な判断ができることは、賞賛できるのではないでしょうか。

「ブラック・ライヴズ・マター」ってなに?

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黒人の命をもっと大切に?

 

ジョージ・フロイドさんの死をきっかけに「ブラック・ライヴズ・マター」という言葉をよく聞くようになりましたよね。

 

歴史的背景や知識がないと、どういうニュアンスで訳すことが正しいのかとても難しい言葉なんだと思います。

 

「全てのは命は大切だ」「黒人の命をもっと大切に」そんなニュアンスで使われているようにも聞こえます。

以下にこの言葉を考える上での参考情報を記載しました。

深いテーマなだけに、映画からドラマで学ぶこともいいのではないかと思い、参考になりそうなタイトルを探してみました。

 

 

『ブラック・ライヴズ・マター(英: Black Lives Matter、通称「BLM」)は、アフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動である。』
 引用:Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ブラック・ライヴズ・マター

 

『こうした抗議活動の発端となったのは5月25日にミシガン州ミネアポリス警察の警察官が暴行により46歳の黒人男性ジョージ・フロイドさんを殺害した事件である。

警官に首を後ろから押さえつけられたフロイドさんが「息ができないんです…」「ママ、ママ…」とうめき声を上げながら死亡していく映像がSNSに流れ、多くの人がショックを受けた。8分46秒に渡りフロイドさんに暴行を加え窒息死させた警官の行動は、まさにアメリカの黒人が数百年間に渡り直面してきたリンチ、黒人差別そのものであり、人を人とも思わない白人警察の暴力性まざまざと見せつけた。』

引用:Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyayukiko/20200614-00183211/

 

★参考映画 4選

『ボクらを見る目』(2019)
1989年にニューヨークのセントラルパークで起こったジョガー・レイプ事件に基づくNetflixオリジナルのドラマシリーズ。のちに「セントラル・ファイブ」と呼ばれる、ハーレムに住む黒人/ヒスパニック系の少年5人は、たまたまその夜、公園に居合わせたという理由だけで不当に逮捕され、冤罪事件へと発展していく。

 

『ブラック・クランズマン』(2018)
1970年代、コロラド州で黒人刑事が白人刑事と組み、白人至上主義団体KKKに潜入捜査した実話が元になっている。監督スパイク・リー

 

『グローリー 明日への行進』(2014)
1964年に公民権法が制定された後も実質的には差別は無くならず、選挙権を否認されていた。黒人公民権運動指導者で牧師のマーティン・ルーサー・キングJrによって先導された、アラバマ州からモンゴメリーへの行進を描く。
 

マルコムX』(1992)
黒人公民権運動活動家、マルコムXの生涯を描いた作品。監督スパイク・リー

「ワーケーション」ってなに?

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『ワーケーションは仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語。テレワークを活用して、職場から離れた自然豊かな観光地などで仕事をしながら、休暇も合わせて楽しむ新しい働き方だ。米国で2000年代に広がった。』

引用:日本経済新聞2020/6/22

 

新型コロナウイルスを機に、リモートワークが進み、大都市圏から離れて自然豊かな地方暮らしへの関心が高まっていますよね。

 

また、有給休暇の取得促進策としてもワーケーションに注目する企業も増えているようです。

 

柔軟な働き方が進んで、自然豊かな環境に身を置く機会が増えれば、仕事につながる新たなアイデアも生まれやすくなりそうですね!

「イノベーター理論」ってなに?

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消費者を購入時期に分けて5段階に分類し、適したアプローチを考える理論をイノベーター理論といいます。

 

-----初期市場(16%)-----

(1) イノベーター(革新者)2.5%

     好奇心旺盛な勇気ある購入者達★

(2) アーリーアダプター(初期採用者)13.5%

     いわゆるインフルエンサーのような人達★

-----これ以降はメイン市場(84%)-----

(3) アーリーマジョリティ(前期追随者)34%

     流行りものに敏感な人達★

(4) レイトマジョリティー(後期追随者)34%

     みんな使ってるから使う人達★

(5) ラガード(遅延者)16%

     めっちゃ保守的な人達★

 

世の中には、新しいもの好きのイノベーターもいれば、流行りそうな情報キャッチしシェアしてくれるアーリアダープター(インフルエンサー)達。それに保守的で新しいものを採用したがらないラガードなど、価値観は様々。

 

新しい製品の普及させる際は、このイノベーター理論を元に、購入時期に応じて適したアプローチを行うことができるでしょう。

「アラインメント」ってなに?

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調節・整列などの意味を持つ言葉で、ビジネスでは組織の全体最適化をはかる時に用いられる言葉です。

 

車に乗る方は車検の時に、足回りの歪みを最適にするために「アラインメント調整」を進められたことはありませんか?

 

人で例えるなら、左右で靴の減り方が違ったり、片方の肩コリがひどくて骨盤矯正をするような全体最適化がアラインメントです。

 

ビジネスの場面では、営業部門とマーケティング部門の連携で最適化を目指す際に「組織のアラインメントが必要だ」などと使われます。